ジオろぐ

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    2015年04月

    1: Mogtan ★@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 00:18:04.79 ID:???.net
    掲載日:2015年4月22日
    http://www.astroarts.co.jp/news/2015/04/22perseus/index-j.shtml

     天の川銀河には、太陽系が位置する「オリオン腕」や「いて腕」など、いくつかの渦巻き状の「腕」がある。「IRAS 22555+6213」は、そのうちの「ペルセウス腕」にある大質量星形成領域だ。

     国立天文台ALMA東アジア地域センターのJames O. Chibuezeさんを中心とした研究グループは、国内の複数の電波望遠鏡を組み合わせたVERAを用いてIRAS 22555+6213の水メーザー観測を複数回行い、年周視差や天体の運動速度を計測した。その結果、年周視差が0.314±0.070mas(mas:ミリ秒=角度の1秒(3600分の1度)の1000分の1)と測定され、星形成領域までの距離が約1万光年と算出された。

    天の川銀河の模式図。赤い星印が観測対象、黒+赤丸は太陽系の位置。(出典:J. O. Chibueze et al. 論文プレプリントより)
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     また、天体の銀河回転速度を精密に測ったところ、平均的な銀河回転速度よりも毎秒30kmほど遅いことがわかった。この現象は過去にも他の天体で示唆されていたが、今回の観測結果によって「ペルセウス腕」全体の運動が銀河回転より遅れていることが明確になった。なぜ遅れているのか原因は不明だが、「ペルセウス腕」の重力に起因するなどの説が考えられている。

    天の川銀河の回転曲線。横軸は銀河中心からの距離、縦軸は回転速度を表す(提供:J. O. Chibueze et al.)
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    <参照>
    研究ハイライト:成果報告-VERA
    http://veraserver.mtk.nao.ac.jp/hilight/2015_chibueze.html

    [1406.2771] Trigonometric Parallax of IRAS 22555+6213 with VERA: 3-Dimensional View of Sources Along the Same Line of Sight
    http://arxiv.org/abs/1406.2771

    【【天文】「ペルセウス腕」、天の川銀河の平均回転速度より遅かった - 国立天文台VERA】の続きを読む

    1: Mogtan ★@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 01:22:55.20 ID:???.net
    掲載日:2015年4月21日
    http://mainichi.jp/select/news/20150421k0000e040161000c.html

    海や川の生き物の泳ぐ速さ
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    ◇水生生物46種類比較 極地研など日米英チーム調査

     マグロは他の魚とは別次元の高速で泳ぎ回っているとの分析を、国立極地研究所の渡辺佑基助教(海洋生物学)ら日米英のチームが米科学アカデミー紀要電子版に発表した。動く速さや距離は、魚類よりもクジラやアザラシなどの哺乳類に近いという。

     変温動物の魚類は一般的に体温が水温と同じだが、マグロ類(クロマグロ、カツオなど)やホオジロザメの仲間の体温は、水温より5~15度高い。体温維持のためには他の魚より餌を多く食べねばならず、なぜ「燃費」の悪い進化をしたのか謎だった。

     チームは、動物の体に小さなセンサーを取り付ける「バイオロギング」と呼ばれる手法を使って集めた46種類の水生生物の泳ぐ速さや年間の回遊距離を比較。その結果、マグロなど体温の高いグループは、同じ大きさの魚と比べ、速さが平均で2.7倍、距離が2.5倍に達した。

     体温が高いと筋肉の出力が上がり、動きの高速化が可能になる。マグロやホオジロザメは餌や安全な環境がある遠くまで泳いでいけることで、燃費の悪さを上回る利点を得ているとみられる。渡辺助教は「エネルギーの使い方や生活スタイルからみれば、哺乳類や海鳥などの恒温動物に近い生き物といえる」と話す。【清水健二】

    <参照>
    国立極地研究所│ニュースとお知らせ
    http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20150421.html

    Comparative analyses of animal-tracking data reveal ecological significance of endothermy in fishes
    http://www.pnas.org/content/early/2015/04/16/1500316112.abstract

    【【生物】マグロ:哺乳類に近い? 速さ、距離は魚の倍以上 - 国立極地研究所など】の続きを読む

    1: Mogtan ★@\(^o^)/ 2015/04/24(金) 01:21:36.71 ID:???.net
    掲載日:2015年4月23日
    http://news.mynavi.jp/news/2015/04/23/056/

     理化学研究所(理研)と東京大学(東大)は4月22日、進化の中で哺乳類系統と爬虫類-鳥類系統がそれぞれ独自の発生メカニズムで鼓膜を獲得した証拠を発見したと発表した。

     同成果は理研倉谷形態進化研究室の倉谷滋 主任研究員、武智正樹 元研究員、東大大学院医学系研究科の栗原裕基 教授、北沢太郎 元大学院生らの共同研究グループによるもので、4月22日付(現地時間)の英科学誌「Nature Communications」に掲載された。

     陸上脊椎動物は、空気中の音を聴くために、鼓膜と中耳骨を顎関節の近くに進化させてきた。中耳骨は哺乳類で3個、爬虫類と鳥類では1個ある。しかし、なぜ哺乳類が爬虫類と鳥類よりも多くの中耳骨を持つようになったのかは不明とされていた。また、鼓膜のような軟組織は化石に残らないため、鼓膜がいつ獲得されたのかもわかっていなかった。

     同研究グループは、鼓膜の発生メカニズムを調べるために、マウスとニワトリを対象に、顎の骨格が前駆組織から上顎や下顎に分化していく過程を制御するDlx5/Dlx6遺伝子を操作することで、下顎の位置に上顎の骨を発生させる実験を行い、鼓膜にどのような影響が生じるかを調査した。その結果、マウスでは鼓膜がなくなり、ニワトリではサイズが大きくなるという、正反対の影響が見られた。これは、鼓膜がマウスでは下顎の一部として、ニワトリでは上顎の一部として、それぞれ別々のメカニズムで発生していることを示しており、鼓膜の位置の違いが、哺乳類が爬虫類と鳥類より中耳骨を多く有するようになったきっかけの1つであったと考えられるという。

     今回の研究のように、発生メカニズムを操作することで、これまで認識していなかった進化過程の痕跡が判明する例は他にもあると考えられるという。

    <画像>
    哺乳類(ヒト胎児)と爬虫類-鳥類(トカゲ)の中耳の構造。哺乳類にはツチ骨(黄)、キヌタ骨(緑)、アブミ骨(青)の3つの中耳骨があるが、爬虫類-鳥類にはアブミ骨に相当する骨要素しか無い。
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    正常型(左)と実験操作を施した(右)マウスとニワトリ。実験操作したマウスとニワトリでは、共に本来は下顎の骨要素(青色)が占める位置に上顎の骨要素(緑色)が形成される。一方、鼓膜についてはマウスとニワトリで正反対の影響を及ぼした。
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    <参照>
    哺乳類と爬虫類-鳥類は、独自に鼓膜を獲得 | 理化学研究所
    http://www.riken.jp/pr/press/2015/20150422_2/

    Developmental genetic bases behind the independent origin of the tympanic membrane in mammals and diapsids
    : Nature Communications : Nature Publishing Group
    http://www.nature.com/ncomms/2015/150422/ncomms7853/abs/ncomms7853.html

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    1: Mogtan ★@\(^o^)/ 2015/04/23(木) 00:52:22.91 ID:???.net
    掲載日:2015年4月22日
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042100059/

    コンゴ共和国の国立公園で初めて撮影されたブービエアカコロブスの親子。同種は、絶滅危惧IA類に指定されている。
    (PHOTOGRAPH BY LIEVEN DEVREESE AND GAËL ELIE GNONDO GOBOLO)
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     ブービエアカコロブス(学名:Piliocolobus bouvieri)と呼ばれるサルが、初めて写真に収められた。

     1970年代に最後に目撃されてから見かけた者がいないため絶滅が心配されていたが、2015年2月、
    リーヴェン・デヴレーゼ氏とガル・エリー・グノンド・ゴボロ氏の2人の研究者がこのサルを発見、写真に収めた。発見場所はアフリカ中部、コンゴ共和国のントコウ-ピコウンダ国立公園。2013年に野生生物保護学会の支援で設立された、約4570平方kmの公園だ。

     母子の姿が写っているこの写真により、珍しいこのサルが現存することが科学的に確認された。ブービエアカコロブスは1887年の文献に初めて記載されるが、情報がきわめて少なく、絶滅危惧IA類に分類されている。

    |地元住民は知っていた

     一方で、デヴレーゼ氏によると、このサルの存在は地元住民にはよく知られていたと言う。彼は今回の調査のためにクラウドファンディングによって資金を調達、地元のガイドと一緒にこのサルを探索するのにベストな地域を見つけた。「地元の人たちがこのサルを知っているのは最初から明らかでした。科学者が何十年も見つけられなかった理由は、単純に誰も探していなかったから。なので、ブービエアカコロブス探索に失敗はしたくありませんでした」

     これまでも探索を熱望する声はあったが、コンゴの地形は沼や川が多く、非常に入り組んでいるため、調査が困難だった。「あのエリアはアクセスが難しく、川を経由してしか入れません。それに、あそこで活動しているNGOはひとつも知りません」

    |サルをいかに守っていくか

     カナダのマギル大学でナショナル ジオグラフィックの支援を受けて人類学を研究する博士研究員のヴァレリー・ショーフ氏は、「絶滅したと考えられていた種がそうではなかったことを証明する写真を見ると、いつも勇気づけられます」と述べている。

     ブービエアカコロブスが生息する複雑な地形は、このサルを人の脅威から守る一方で、科学者にとって研究が困難という意味で、諸刃の剣であるとショーフ氏は言う。「ブービエアカコロブスが好むと考えられる川や沼地のせいで、科学者による調査が難しくなっています。その一方で、この生息環境のおかげで、野生動物を狩猟したり、木を伐採して森林資源を奪おうとする人間の営みが食い止められているのです」とショーフ氏。

     デヴレーゼ氏は、この写真によって、資金不足に陥っている同種の生息する公園に、必要な支援が集まることを望んでいる。「この発見によって、同公園に注目が集まることを期待します。どこかの国際NGOがコンゴの公園スタッフと一緒に取り組んでくれるといいのですが」

    <参照>
    Bouvier’s Red Colobus Monkey Rediscovered in Congo, Photographed for First Time | Biology | Sci-News.com
    http://www.sci-news.com/biology/science-bouviers-red-colobus-monkey-piliocolobus-bouvieri-02709.html

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    1: ラブ師匠@GO ★ 2015/04/21(火) 22:15:33.00 ID:???.net
    県庁高層階 家族で住んでます
    2015年04月21日

    県自然環境課は20日、県庁の高層階のベランダ(地上約60メートル)で
    ハヤブサが営巣し、3羽のヒナが誕生したと発表した。ヒナが誕生したのは、
    昨年4月に続き2年連続。

    発表によると、親鳥が4個の卵を産んでいるのを3月16日に県庁職員が確認。
    今月16日に、卵3個が孵化(ふか)したのを確認した。

    ハヤブサは県や国の絶滅危惧種に指定されており、県内では能登半島と加賀
    地方の海岸で繁殖が確認されている。断崖に巣を作る習性があり、近年は
    高層ビルでも営巣が確認されている。

    県庁では2005年から高層階のベランダで営巣しており、昨年は3羽が巣立った。
    県職員が巣の下に砂や保温マットを敷いたりして繁殖に配慮している。

    http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20150420-OYTNT50106.html
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    巣を温めるハヤブサの親鳥。胸元に見える白い羽毛がヒナ

    【【とり】地上約60メートルのベランダでハヤブサが営巣し3羽のヒナが誕生 石川県庁】の続きを読む

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