1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/06/11(木) 08:21:07.11 ID:???.net
外中代遺跡の「暗文絵画土器」 鵜飼い「異時同図」の可能性 山梨 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150610/rgn1506100040-n1.html
山梨)国内初、「鵜」描いた土器 県立博物館が発表:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH6953QQH69UZOB00T.html

鵜(う)が描かれている暗文絵画土器=県立博物館提供

土器には鵜(う)が潜っている絵(中央上)や、くちばしに魚をくわえている絵(左)が描かれている=県立博物館提供
古墳~平安時代の集落跡「外中代(そとちゅうだい)遺跡」(甲府市川田町)で平成5年に発掘され、市指定文化財の「暗文(あんもん)絵画土器」に描かれた複数の絵の中に、魚をくわえた鵜(う)のほか、水中を潜る鵜が描かれている可能性がでてきた。土器を研究している県立博物館の森原明広学芸課長が9日、明らかにした。鵜が川に潜り、魚をくわえる連続画となり、鵜に限定した異時同図(1つの土器の中に異なる時間の絵を描き込む手法)となると、極めて重要な発見といえる。
暗文絵画土器はヘラの先端などで半乾きの土器の表面を強く擦り、文様を描く手法を用いている。8世紀初めによく見られた手法。外中代遺跡で発見された暗文絵画土器は直径約16センチの円形で、中央部分が盛り上がり、何らかの器の蓋とみられる。土器の表面には暗文技法でさまざまな文様が描かれている。このうち、上部には魚をくわえた鵜が描かれていることが分かる。甲府市川田町周辺の旧笛吹川で、平安時代に鵜飼(うか)いが行われていた可能性を示す貴重な資料だ。
さらに土器の右端には影のような文様が描かれている。同博物館が考古資料における鳥の造形を専門的に研究している考古学者の賀来孝代(かく・たかよ)氏とともに分析した結果、鵜が水中を泳ぐ姿を水面の上から見た形とみられ、異時同図である可能性が高まった。異時同図の画法例としては奈良県・法隆寺の玉虫厨子(たまむしずし)「捨身飼虎図(しゃしんしこず)」があるが、鵜に関する異時同図は極めて珍しい。暗文絵画土器では鳥、草、花などを組み合わせて描くことはある。動きがある鵜の連続表現とすると、新発見となる。
土器にはこのほかにも鳥類や花模様のような文様が複数描かれている。森原課長は「何らかの説話が描かれている可能性がある。鵜飼いのシーンを描いたものと推測するが、他の鳥が何を意味するのか、今後の研究テーマだ」と話した。
暗文絵画土器が出土した外中代遺跡周辺には「桜井畑(さくらいばた)遺跡」「川田遺跡群」「大坪遺跡」などがあり、国府があった可能性が指摘されており、暗文絵画土器は位の高い者が使用していたとみられている。
鵜が描かれた暗文絵画土器は同博物館で現在開催中の「鵜飼(うかい)-甲斐の川漁と鵜飼をめぐる伝説-」展で、7月6日まで公開されている。関連イベントとして今月20日午後1時半から同博物館で、賀来氏による講演「考古学から読み解く鵜飼の始まり」などがある。
http://www.sankei.com/region/news/150610/rgn1506100040-n1.html
山梨)国内初、「鵜」描いた土器 県立博物館が発表:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASH6953QQH69UZOB00T.html

鵜(う)が描かれている暗文絵画土器=県立博物館提供

土器には鵜(う)が潜っている絵(中央上)や、くちばしに魚をくわえている絵(左)が描かれている=県立博物館提供
古墳~平安時代の集落跡「外中代(そとちゅうだい)遺跡」(甲府市川田町)で平成5年に発掘され、市指定文化財の「暗文(あんもん)絵画土器」に描かれた複数の絵の中に、魚をくわえた鵜(う)のほか、水中を潜る鵜が描かれている可能性がでてきた。土器を研究している県立博物館の森原明広学芸課長が9日、明らかにした。鵜が川に潜り、魚をくわえる連続画となり、鵜に限定した異時同図(1つの土器の中に異なる時間の絵を描き込む手法)となると、極めて重要な発見といえる。
暗文絵画土器はヘラの先端などで半乾きの土器の表面を強く擦り、文様を描く手法を用いている。8世紀初めによく見られた手法。外中代遺跡で発見された暗文絵画土器は直径約16センチの円形で、中央部分が盛り上がり、何らかの器の蓋とみられる。土器の表面には暗文技法でさまざまな文様が描かれている。このうち、上部には魚をくわえた鵜が描かれていることが分かる。甲府市川田町周辺の旧笛吹川で、平安時代に鵜飼(うか)いが行われていた可能性を示す貴重な資料だ。
さらに土器の右端には影のような文様が描かれている。同博物館が考古資料における鳥の造形を専門的に研究している考古学者の賀来孝代(かく・たかよ)氏とともに分析した結果、鵜が水中を泳ぐ姿を水面の上から見た形とみられ、異時同図である可能性が高まった。異時同図の画法例としては奈良県・法隆寺の玉虫厨子(たまむしずし)「捨身飼虎図(しゃしんしこず)」があるが、鵜に関する異時同図は極めて珍しい。暗文絵画土器では鳥、草、花などを組み合わせて描くことはある。動きがある鵜の連続表現とすると、新発見となる。
土器にはこのほかにも鳥類や花模様のような文様が複数描かれている。森原課長は「何らかの説話が描かれている可能性がある。鵜飼いのシーンを描いたものと推測するが、他の鳥が何を意味するのか、今後の研究テーマだ」と話した。
暗文絵画土器が出土した外中代遺跡周辺には「桜井畑(さくらいばた)遺跡」「川田遺跡群」「大坪遺跡」などがあり、国府があった可能性が指摘されており、暗文絵画土器は位の高い者が使用していたとみられている。
鵜が描かれた暗文絵画土器は同博物館で現在開催中の「鵜飼(うかい)-甲斐の川漁と鵜飼をめぐる伝説-」展で、7月6日まで公開されている。関連イベントとして今月20日午後1時半から同博物館で、賀来氏による講演「考古学から読み解く鵜飼の始まり」などがある。
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