ジオろぐ

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    2015年09月

    1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/15(火) 18:15:58.26 ID:???.net
    生命のいない地球型惑星が存在する可能性を理論的に証明 | レスポンス
    http://response.jp/article/2015/09/15/260050.html


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    《画像 国立天文台》 水、酸化チタン、電子受容体、紫外線の4つがそろうと、非生物学的に酸素が発生する


    国立天文台は、アストロバイオロジーセンターの成田憲保特任助教(自然科学研究機構・国立天文台併任)らの研究グループが、生命が必ずしもいなくても、酸素を豊富に保持する地球型惑星が存在しうることを理論的に明らかにしたと発表した。

    自然科学研究機構は、宇宙における生命研究に向けて、2015年4月にアストロバイオロジーセンターを立ち上げ、天文学とさまざまな科学との融合による「宇宙における生命」研究を推進している。今回、成田特任助教と同機構分子科学研究所の正岡重行准教授らの共同研究グループが、生命がいなくても酸素を豊富に保持する地球型惑星の存在可能性を明らかにした。

    研究チームは、太陽系の地球型惑星や衛星などにも豊富に存在している酸化チタンの光触媒反応によって、非生物的に酸素が発生することに着目した。その上で、地球に類似した環境の惑星を仮定した場合、惑星表層の0.05%程度で酸化チタンの光触媒反応が継続すると、現在の地球と同程度の酸素大気が発生・維持されることが推定できた。

    また、さまざまな質量・温度の恒星を主星として仮定し、その光強度による惑星での酸素発生可能量を見積もったところ、最もこのメカニズムの反応が起こりにくい低温度星の場合でも、惑星表層の約3%で酸化チタンの光触媒反応が起こると、非生物的に酸素大気が発生・維持されることが推定された。

    光合成を行う生物が存在しなくても、太陽系外の生命居住可能惑星に地球と同程度の酸素大気が発生してしまう可能性が十分にあることを明らかにした。

    今回の研究成果は、これまで行われてこなかった天文学と分子科学の融合的研究としても注目されるもので、さまざまな学問分野の連携によるアストロバイオロジー研究の取り組みが重要であることを示しているとしている。

    今回の研究は、英科学誌サイエンティフィック・レポート(Nature系姉妹誌)の9月10日号に掲載された。

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    1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/12(土) 21:39:22.46 ID:???.net
    北大、猛禽類の保全が他の鳥類の保全にも繋がることを明らかに | 自然環境・動植物 - 財経新聞
    http://www.zaikei.co.jp/article/20150911/268277.html
    猛禽類の保全は他の鳥類の保全につながるか? - 北海道大学
    https://www.hokudai.ac.jp/news/150907_forman_pr.pdf


    北海道大学は、チュウヒという湿地性の猛禽類の繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、その他の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることを明らかにした。(写真:北海道大学の発表資料より)
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    小鳥10種の親鳥個体数とチュウヒの繁殖成功度の関係を示す図。横軸は値が大きいほどチュウヒの繁殖成功度が高いことを示す。各黒丸は,一つの湿地の単位面積あたりの生息個体数を示す。曲線は,個体数がチュウヒの繁殖成功度と統計的に有意な関係にあったことを示す。(北海道大学の発表資料より)
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    小鳥7種の巣立ち雛個体数とチュウヒの繁殖成功度の関係を示す図。横軸は値が大きいほどチュウヒの繁殖成功度が高いことを示す。各黒丸は一つの湿地の単位面積あたりの生息個体数を示す。曲線は個体数がチュウヒの繁殖成功度と統計的に有意な関係にあったことを示す。ノゴマ、ベニマシコ、クイナの3種は調査での確認個体数が少なかったため、解析できなかった。(北海道大学の発表資料より)


     北海道大学の先崎理之氏らによる研究グループは、北海道苫小牧地方の湿帯で、チュウヒという湿地性の猛禽類の繁殖成功度を3年間調べ、チュウヒの繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、その他の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることを明らかにした。

     猛禽類の生息地の保全は、最も頻繁に行われる生物多様性保全手法の一つであるが、猛禽類の保全が他種の保全に繋がるのかあまり調べられていないこと、この手法が猛禽類の親鳥にのみに着目し、その繁殖成功度を無視してきたことが問題点となっていた。

     今回の研究では、北海道苫小牧地方の分断化された湿地景観で、2012〜2014年にかけてチュウヒの繁殖成功度を調べ、2014年に3年間のチュウヒの繁殖成功度が様々な26の湿地で、その他の小鳥の親鳥と巣立ち雛の個体数を調べた。

     その結果、チュウヒの巣立ち雛数の多い湿地ほど、10種中4種の小鳥の親鳥と7種中5種の巣立ち雛の個体数が多いことと、残りの種の親鳥と巣立ち雛の個体数はチュウヒの巣立ち雛数との相関は見られないことが明らかになった。

     その結果から、チュウヒの巣立ち雛数を基に小鳥の巣立ち雛数を広域的に予測するモデルを作ることができ、チュウヒの繁殖成功度が高い湿地を保全すれば、いくつかの種の小鳥の繁殖成功度の高い地域も保全できることが明らかになった。また、今回の研究の手法によって、短期間で広域的に多種の巣立ち雛数を調べることが出来るようになった。

     猛禽類の中には鳥類を専門に食べる種もあり、そのような猛禽類の生息地の周辺では餌となる鳥類の個体数が少なくなることもある。また、同じチュウヒでも生態は地域によって異なる。このため研究グループは、猛禽類を利用した生物多様性保全を進めるために、様々な地域で様々な猛禽類を用いて今回の研究の一般性を検証することが必要になるとしている。

     なお、この内容は「Biological Conservation」に掲載された。論文タイトルは、「The usefulness of top predators as biodiversity surrogates indicated by the relationship between the reproductive outputs of raptors and other bird species」(猛禽類と他の鳥類種の繁殖成功度の関係から示された頂点捕食者の生物多様性の代理としての有効性)。

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    1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/10(木) 21:44:39.16 ID:???.net
    小顔のヒト属新種ホモ・ナレディを発見、南ア | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/091000255/


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    初期人類ホモ・ナレディの復元模型。700時間かけて制作した。(Photograph by Mark Thiessen/National Geographic)
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    ホモ・ナレディの体形はアウストラロピテクス属よりもヒト属に近いが、独自の特徴をもっている。(Skeleton: Stefan Fichtel/National Geographic, Body Comparison Painting: John Gurche; Sources: Lee Berger and Peter Schmid, Wits; John Hawks, University of Wisconsin-Madison)


     南アフリカ・ヨハネスブルク郊外の洞窟でヒト属(ホモ属)の新種が発見され、ホモ・ナレディ(Homo naledi)と名付けられた。頭が小さく、部分ごとに原始的な特徴と現代的な特徴をあわせもつという。米ナショナル ジオグラフィック協会付き研究者で南アフリカ・ウィットウォーターズランド大学の古人類学者リー・バーガー氏らが、9月10日付け学術誌「eLife」に発表した。

     発見現場はヨハネスブルク北西およそ50キロにあるライジング・スター洞窟。この一帯は、20世紀前半に初期人類の骨が多数出土し、「人類のゆりかご」と呼ばれるようになった。研究チームは2013年以降ここで1550以上の骨を発見。これはアフリカ大陸では過去最大規模で、少なくとも15体分に相当するという。


    新旧入り交じる特徴

     頭骨、顎、肋骨、多数の歯、それにほぼ完全な状態の足の骨。年老いた成人や未成年者の骨、さらには幼児のものとみられる小さな脊椎も見つかった。復元モデルを分析すると、部分的には驚くほど現代的な特徴を備えていたが、アウストラロピテクス属よりもさらに類人猿に近い、原始的な特徴も見られた。

     たとえば、手の骨のつながり方はとても現代的なのに、なぜか指だけは樹上で生活する動物のように曲がっていた。肩の骨も猿人に近い。脚の骨では、大腿骨のつけ根はアウストラロピテクス属と似ているが、下に行くにつれて現代的になる。足の形態にいたっては、私たちの足とほとんど区別がつかない。

    「腰に線を引いて上は原始的、下は現代的と分けられそうでした」と、米デューク大学の古生物学者スティーブ・チャーチル氏は言う。「足の骨だけ見つけたら、現代のアフリカの奥地にいる狩猟民族の骨だと思うでしょう」

     だが、頭の骨は極めて原始的だった。全体的な形態はヒト属に分類できるほど進化したものだったが、脳容量はわずか500立方センチほどとホモ・サピエンスの半分にも満たない。大きな脳は、知能を頼りに生存するように進化した種の特徴であり、ヒト属の証しと言ってもいい。であれば、これはヒト属の骨ではないことになる。

    「脳はとても小さいのに、それを支えている体は決して小さくはないのです」。成人男性は身長約150センチ、体重約45キロで、女性はそれより少し小柄だと推測された。「こうした証拠から、アウストラロピテクス属からヒト属に進化する移行期に位置する種と考えられます」と、バーガー氏は語る。


    なぜ洞窟の奥に人骨が?

     ライジング・スター洞窟の骨は、部分的にはホモ・エレクトス以上に現代人に近い。バーガー氏らは、明らかにヒト属に分類できると考えたが、ヒト属のどの種とも異なる特徴をもつため、新種だという結論に達した。地元の言語であるソト語で、星はナレディと言う。彼らはこの新種を洞窟の名にちなんで「ホモ・ナレディ」(星の人)と名づけた。

     ところで、このような洞窟の奥の入りにくい場所に、なぜ人類の遺体があったのだろう。
     そこが住居だったとは考えられない。石器や食べ物の化石などが一切ないからだ。骨はおそらく数百年かけて積み上げられているため、集団で洞窟に迷い込んだとする仮説も成り立たない。肉食動物が運び込んだのだとしたら、歯の痕がついた骨があるはずだが、それもない。バーガー氏らは、非常に突飛な仮説を立てている。

    ※ この発見についての詳細は、9月30日発売の『ナショナル ジオグラフィック日本版』2015年10月号で図解や写真を含めて詳しく紹介します。

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    1: 冠痔核 ★@\(^o^)/ 2015/09/11(金) 17:24:46.76 ID:???.net
    冥王星に近づいた者だけに許される世界(動画あり)

    米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が冥王星をフライバイ(接近・通過)した際に撮影した画像を編集し、タイムラプス動画を制作した。
    TEXT BY MICHAEL RUNDLE
    TRANSLATION BY HIROKI SAKAMOTO, HIROKO GOHARA/GALILEO
    WIRED NEWS (UK)

    https://www.youtube.com/watch?v=ds_OlZnV9qk



    米航空宇宙局(NASA)は、無人探査機「ニュー・ホライズンズ」が2015年7月に冥王星をフライバイ(接近・通過)した際に撮影した画像をタイムラプス化した動画を公開した。

    2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズは、地球から約49億km離れた冥王星に、2015年7月14日に最接近。上空約12,500kmの最接近点を通過しながら、冥王星とその衛星の一部をとらえたドラマティックな画像を、地球に絶え間なく送信した。

    短くも美しいこのタイムラプス映像では、冥王星の「トンボー領域(Tombaugh Regio)」と呼ばれるハート形の地形が、入り交じるクレーターと奇妙な平原とともによくわかる。冥王星の画像自体はおなじみのものだが、自転する冥王星の動きと、いくつもの衛星の軌道が、静止画だけでは伝えきれない一種の優雅さを醸し出している。

    ニュー・ホライズンズが冥王星を通過すると、視点は逆光に切り替わり、冥王星はシルエットに包まれる。見る者はその瞬間、冥王星がどんなに地球から離れているかを思い出す。

    ニュー・ホライズンズは現在、冥王星からさらに約16億km以上離れたエッジワース・カイパーベルトにある直径約45kmの天体「2014MU69」に向かっている。

    ただし、探査の継続には資金の確保が必要になる見込みだ。ミッションの延長が2016年に正式に承認されれば、ニュー・ホライズンズは秒速14.5kmで飛行を続け、2019年1月に新たな目的地の2014MU69に到達する予定だ。

    NASAは、今後も継続してニュー・ホライズンズからのデータを4KB/秒以下の速度でダウンロードしていく予定だ。また、9月中に冥王星の新しい画像を公開するという。

    http://wired.jp/2015/09/08/new-horizons-pluto-flyby-video/
    2015.9.8 TUE

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    1: もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/09/11(金) 07:46:10.81 ID:???.net
    マッコウクジラ、群れごとに文化を形成か | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/091000253/


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    ガラパゴス諸島のピンタ島沖を泳ぐメスのクジラとその子どもたち。(PHOTOGRAPH BY FLIP NICKLEN, MINDEN/CORBIS)


     仲間と群れながら、互いに餌の取り方、道具の使い方、そして独自の「言葉」を身に着けていく動物たちがいる。シャチ、チンパンジー、鳥類の社会には文化的要素があると言われているが、最新の研究調査でマッコウクジラにも同様の傾向がみられることが明らかになった。

     ガラパゴス諸島周辺の海には、数千頭のメスのマッコウクジラとその子どもたちが生息し、それぞれの群れには独自の「方言」がある(成熟したオスは、これとは別に極地に近い冷たい海に集まる)。こうした方言をもつ群れがどのようにして形成されるのかは、これまであまり知られていなかった。(参考記事:「イルカ・クジラの「潜水病」、集団座礁の一因か」)

     9月8日付「Nature Communications」誌に発表された研究報告によると、マッコウクジラの群れは、それぞれの「文化」によって一つにまとまっているのではないかという。ここでいう文化とは、メンバーに共通する行動を指す。特に海の奥深くまで潜るこのマッコウクジラの群れは、互いにコミュニケーションをとり、社会的交流を図るのに、特有の連続したクリック音を発している(コーダと呼ばれる)。

     同じような行動をとるマッコウクジラが共に過ごすあいだに、互いに音の発し方を学び合う。科学者はこれを社会的学習と呼んでいる。そうして「同じ言語を話す」クジラ同士がくっつきあって、群れを形成していくというのだ。


    動物にも文化がある証拠?

     論文の筆頭著者で、カナダのハリファックスにあるダルハウジー大学の海洋生物学者マウリシオ・カンター氏は、動物にも文化があるという考え方をさらに裏付ける研究結果であるとしている。

     群れはどのように形成されるのか、カンター氏の研究チームがコンピューターシミュレーションを行ったところ、遺伝的つながりや母から子への情報伝達という要因だけでは、自然界で観察したパターンを説明することはできなかった。チームの分析から導き出された最も納得のいく説明は、マッコウクジラが「うまの合う」仲間同士で集まっており、発声の仕方を互いに学習し合っているというものだった。(参考記事:「あえてジグザグに進むアリの賢い行動を解明」)


    人間だけではない「社会的行動」

     人間に特有のように思える行動を、クジラなど他の動物が見せるのは非常に面白いとカンター氏は言う。実際のところ「私たちは彼らとそれほど変わりません」。

     シャチにも、群れによって独自の言葉がある。ザトウクジラは、社会的ネットワークを介して新しく覚えた捕食法を仲間へ伝え、チンパンジーは道具の上手な使い方を互いに教え合う。

     カンター氏は、動物についての理解が深まるにつれ、人々が環境に関心を向けるようになり、地球環境保護の動きが高まることを期待している。(参考記事:「海の歌い手 ザトウクジラ」)

    文=Jane J. Lee/訳=ルーバー荒井ハンナ

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