2022年10月
人類の三大発明 半導体 抗生物質 あとひとつは?
【山梨大】温暖化が進むと海が豊かになる?陸が砂漠化することでミネラルが海に供給されるという仮説の解明へ
1: ジオろぐ 2022/10/28(金) 10:34:33.55 ID:vFsoAiQW
海と聞くとプランクトンがたくさんいて…というイメージがあるかもしれないが、実はプランクトンが豊富にいるのは沿岸部周辺だけで、沖合は、プランクトンが少ない砂漠のような海域が広がっている。
南極大陸を取り巻く南大洋の広大な海域は、窒素やリンなどの栄養塩といったプランクトンに必要な成分が豊富にあるにもかかわらずプランクトンが少ない。南大洋にはミネラルである「鉄」が欠乏していることが関係していると考えられている。
南アメリカのパタゴニアやオーストラリアなどの乾燥地域の鉄分を含んだ鉱物粒子が風により舞い上がり、はるばる南大洋に飛来して海に落ちると、じわじわと鉄が溶け出す。海の鉄成分はこうして大気を経由して供給されるという。
つまり“皮肉なことに”地球温暖化で陸が砂漠化すると、海が豊かになるという仮説があるのだ。
大陸からの微粒子を採取して海へのミネラル供給メカニズムを調査
この仮説の解明に挑もうとしているのが、山梨大学の小林拓さん。
第64次南極地域観測隊で、南極観測船しらせの船上において大陸から飛来した微粒子(大気エアロゾル)を採取するなどして海にミネラルが供給されるメカニズムを解き明かそうとしている。
その一つが、偏光光散乱式粒子計測器を使用する調査方法。
小林さんが自作で作った装置で、ポンプで外の空気を吸い込み、レーザー光を当て微粒子がキラキラする様子から鉱物粒子の量を調べる。
もう一つが、船舶用オリオールメータ。
これは、海面付近ではなく大気全体の粒子の様子を知るために、大気エアロゾルが太陽光をキラキラと散乱させた光の量を測定する装置で、光冠(オリオール)と呼ばれる太陽の周りの輝きを測る装置だ。
太陽を描くとき、世界中の誰もが、丸い円の周りに、放射状の線をたくさん描くのではないだろうか。実際人間の目には、太陽の周りが輝いて見え、太陽から光線が出ているように見えるからだ。
陸地から海にミネラルが供給されている
南アメリカのパタゴニアやオーストラリアなどの乾燥地域の鉄分を含んだ鉱物粒子が風により舞い上がり、はるばる南大洋に飛来して海に落ちると、じわじわと鉄が溶け出す。海の鉄成分はこうして大気を経由して供給されるという。
つまり“皮肉なことに”地球温暖化で陸が砂漠化すると、海が豊かになるという仮説があるのだ。
大陸からの微粒子を採取して海へのミネラル供給メカニズムを調査
この仮説の解明に挑もうとしているのが、山梨大学の小林拓さん。
第64次南極地域観測隊で、南極観測船しらせの船上において大陸から飛来した微粒子(大気エアロゾル)を採取するなどして海にミネラルが供給されるメカニズムを解き明かそうとしている。
山梨大学 小林拓さん
その一つが、偏光光散乱式粒子計測器を使用する調査方法。
小林さんが自作で作った装置で、ポンプで外の空気を吸い込み、レーザー光を当て微粒子がキラキラする様子から鉱物粒子の量を調べる。
偏光光散式粒子計測器
もう一つが、船舶用オリオールメータ。
これは、海面付近ではなく大気全体の粒子の様子を知るために、大気エアロゾルが太陽光をキラキラと散乱させた光の量を測定する装置で、光冠(オリオール)と呼ばれる太陽の周りの輝きを測る装置だ。
船舶用オリオールメータ
太陽を描くとき、世界中の誰もが、丸い円の周りに、放射状の線をたくさん描くのではないだろうか。実際人間の目には、太陽の周りが輝いて見え、太陽から光線が出ているように見えるからだ。
オリオールの線を描いた太陽のイラスト
これは、空に舞い上がっている大気エアロゾルが光を散乱すると見えるためで、空が澄んで粒子がない場所で太陽を見ると、太陽の周りの線は見えなくなるという。
船舶用オリオールメータは、太陽の周りの輝き具合を調べることで、大気中に浮遊する微粒子の性質や量を計測している。
海の大半が砂漠のような状況だといわれるなか、研究成果によって、より豊かな海の実現も将来訪れるかもしれない。
https://www.fnn.jp/articles/-/430797
南極大陸を取り巻く南大洋の広大な海域は、窒素やリンなどの栄養塩といったプランクトンに必要な成分が豊富にあるにもかかわらずプランクトンが少ない。南大洋にはミネラルである「鉄」が欠乏していることが関係していると考えられている。
南アメリカのパタゴニアやオーストラリアなどの乾燥地域の鉄分を含んだ鉱物粒子が風により舞い上がり、はるばる南大洋に飛来して海に落ちると、じわじわと鉄が溶け出す。海の鉄成分はこうして大気を経由して供給されるという。
つまり“皮肉なことに”地球温暖化で陸が砂漠化すると、海が豊かになるという仮説があるのだ。
大陸からの微粒子を採取して海へのミネラル供給メカニズムを調査
この仮説の解明に挑もうとしているのが、山梨大学の小林拓さん。
第64次南極地域観測隊で、南極観測船しらせの船上において大陸から飛来した微粒子(大気エアロゾル)を採取するなどして海にミネラルが供給されるメカニズムを解き明かそうとしている。
その一つが、偏光光散乱式粒子計測器を使用する調査方法。
小林さんが自作で作った装置で、ポンプで外の空気を吸い込み、レーザー光を当て微粒子がキラキラする様子から鉱物粒子の量を調べる。
もう一つが、船舶用オリオールメータ。
これは、海面付近ではなく大気全体の粒子の様子を知るために、大気エアロゾルが太陽光をキラキラと散乱させた光の量を測定する装置で、光冠(オリオール)と呼ばれる太陽の周りの輝きを測る装置だ。
太陽を描くとき、世界中の誰もが、丸い円の周りに、放射状の線をたくさん描くのではないだろうか。実際人間の目には、太陽の周りが輝いて見え、太陽から光線が出ているように見えるからだ。
陸地から海にミネラルが供給されている
南アメリカのパタゴニアやオーストラリアなどの乾燥地域の鉄分を含んだ鉱物粒子が風により舞い上がり、はるばる南大洋に飛来して海に落ちると、じわじわと鉄が溶け出す。海の鉄成分はこうして大気を経由して供給されるという。
つまり“皮肉なことに”地球温暖化で陸が砂漠化すると、海が豊かになるという仮説があるのだ。
大陸からの微粒子を採取して海へのミネラル供給メカニズムを調査
この仮説の解明に挑もうとしているのが、山梨大学の小林拓さん。
第64次南極地域観測隊で、南極観測船しらせの船上において大陸から飛来した微粒子(大気エアロゾル)を採取するなどして海にミネラルが供給されるメカニズムを解き明かそうとしている。
山梨大学 小林拓さん
その一つが、偏光光散乱式粒子計測器を使用する調査方法。
小林さんが自作で作った装置で、ポンプで外の空気を吸い込み、レーザー光を当て微粒子がキラキラする様子から鉱物粒子の量を調べる。
偏光光散式粒子計測器
もう一つが、船舶用オリオールメータ。
これは、海面付近ではなく大気全体の粒子の様子を知るために、大気エアロゾルが太陽光をキラキラと散乱させた光の量を測定する装置で、光冠(オリオール)と呼ばれる太陽の周りの輝きを測る装置だ。
船舶用オリオールメータ
太陽を描くとき、世界中の誰もが、丸い円の周りに、放射状の線をたくさん描くのではないだろうか。実際人間の目には、太陽の周りが輝いて見え、太陽から光線が出ているように見えるからだ。
オリオールの線を描いた太陽のイラスト
これは、空に舞い上がっている大気エアロゾルが光を散乱すると見えるためで、空が澄んで粒子がない場所で太陽を見ると、太陽の周りの線は見えなくなるという。
船舶用オリオールメータは、太陽の周りの輝き具合を調べることで、大気中に浮遊する微粒子の性質や量を計測している。
海の大半が砂漠のような状況だといわれるなか、研究成果によって、より豊かな海の実現も将来訪れるかもしれない。
https://www.fnn.jp/articles/-/430797
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AIとディープラーニングと機械学習の違いおしえて
【考古学】発見から100年 ツタンカーメンとはどんな人物だったのか?
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- カテゴリ:
- 考古学
1: ジオろぐ 2022/10/29(土) 01:19:39.38 ID:F3u95skZ

ツタンカーメン王の黄金のマスク。(PHOTOGRAPH BY KENNETH GARRETT, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

写真の像を含むツタンカーメンの財宝の多くは、ごく最近まで、カイロのエジプト考古学博物館に保管されていた。2022年中に大エジプト博物館が開館すれば、長く保管されていた遺物が展示される。そのなかには、初公開の秘宝も含まれる。(PHOTOGRAPH BY PAOLO VERZONE, NATIONAL GEOGRAPHIC)
■8歳か9歳で王位を継承
ツタンカーメンはエジプト第18王朝(紀元前1550~1295年頃)に生まれ、ツタンカーテンという別の名前で人生を歩み始めた。
ツタンカーメンが王位に就くまでの数年間、エジプトは大混乱のさなかにあった。ツタンカーメンの父とされるアメンホテプ4世は、自身の文化の神々に背を向け、太陽神アテンを崇拝するようになった。アメンホテプ4世は新しい神に敬意を表し、自身の名前をアクエンアテンに変え、息子は「アテンの生き写し」を意味するツタンカーテン(トゥトアンクアテン)と名付けた。(参考記事:「ツタンカーメンの両親は誰?」https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/1009/feature01/)
しかし、紀元前1336年ごろ、アクエンアテン王が即位約17年で死去し、8歳か9歳のツタンカーテンが王位を継承した。少年王は王国の伝統に立ち返り、多くの神を復活させるとともに、新しい神殿を建造した。
また、大気の神「アメンの生き写し」を意味するツタンカーメン(トゥトアンクアメン)に改名した。さらに、古代の太陽神ラーにちなんで、ネブケペルウラーという即位名を名乗った。そして、アクエンアテンと王妃ネフェルティティの娘であるアンケセナーメンと結婚した。二人の間に子どもはいなかったと考えられているが、ツタンカーメンの墓から発見された胎児のミイラ2体は、死産だった彼らの娘である可能性が高い。
※以下省略。記事全文はソース元にて
2022.10.28
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/102000479
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ナショジオのまとめ
ツタンカーメン王墓発見100周年、黄金の財宝から「ファラオの呪い」まで
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/327803/102800051
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