ジオろぐ

自然や動植物に関するニュース・画像などの情報まとめサイトです。

    1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/03/02(月) 12:50:26.79 ID:???.net
    ネズミの恩返し行動を発見、人間以外で初 | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版サイト
    http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150227/437372/


    no title

    穴から出てくるドブネズミ。(Photograph by Michael Durham, Minden Pictures/Corbis)


     ネズミは仲間から受けた親切を忘れず、恩返しをするらしいという研究成果が先週、英王立協会の専門誌『バイオロジー・レターズ』に発表された。こうした行動が人間以外で観察されるのは初めてと、論文の共著者でスイス、ベルン大学の行動生態学者ミハエル・タボルスキー氏は言う。

     ネズミが互いに協力し、助け合うことは既に知られているが、目先の利益がない場合は仲間に見返りを与えたりすることはないと、これまで一般的に考えられてきた。ところが実験でドブネズミは、以前に自分を助けてくれた個体に対して、よく見返りを与えることがわかった。次の機会にも確実に手助けしてもらうためではないかと、研究チームは考えている。


    バナナをくれる相手が「上質」

     実験では、飼育下にあるメスのドブネズミに2種類の餌、バナナとニンジンを与えた。ドブネズミはバナナを好むが、ニンジンをあまり好まない。

     まず、2匹のネズミを餌やり役に設定。それぞれの餌やり役がレバーを引くと、囲いの中にいるもう1匹のネズミに一口サイズのバナナとニンジンをそれぞれ与えられるようにした。そうすれば、餌を受け取ったネズミは、2匹のうちバナナをくれた方を「質の高い助力者」、ニンジンをくれた方を「質の低い助力者」と認識すると予想される。

     次に研究チームは、餌やり役と受け取る役のネズミを入れ替え、受け取り役だったネズミがレバーを引くと、餌やり役だったネズミにシリアルフレークを与えられるようにした。すると、バナナを与えたネズミのほうが、ニンジンを与えたネズミより早く、回数も多くシリアルをもらえるという結果が出た。


    恩返し欲求、実は単純か?

     だが、ネズミは本当に仲間の親切に対して見返りを与えているのだろうか。

     タボルスキー氏によると、ネズミは単純な関連付けを行っているという。「この行動には2つの要素が含まれています。個体の認識と、受けた恩恵の質に対する反応です」。後者については、ネズミがより良い餌のある場所に集まるといった行動から明らかであり、前者の個体認識については、ネズミを含む多くの種で広く確認されていると同氏は指摘する。

     今回の結果を受け、タボルスキー氏は、他者に報いたいという欲求、そしてこの先も利益を与え合う関係を続けたいという思考回路は「我々が思うほど複雑ではないのかもしれない」と考えている。

     受けたサービスに応じて見返りを与える。チップを払うのような考え方が、ネズミの世界にもあるのだろうか。

    文=Ralph Martins/訳=高野夏美

    【【行動生態学】ネズミの恩返し行動を発見、人間以外で初 以前に自分を助けてくれた個体に対して、よく見返りを与える】の続きを読む

    1: Mogtan ★@\(^o^)/ 2015/03/02(月) 21:03:42.04 ID:???.net
    掲載日:2015年3月2日
    http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150227/437373/

    5万5000年前の現生人類の頭蓋骨の一部。2015年1月、ガリラヤ西部のマノット洞窟で発見された。人類がネアンデルタール人と同時期にレバント地方にいたことを示唆している。(Photograph by Menahem Kahana, AFP, Getty Images)
    no title


     人類はどこから来て、どうやって拡散したのだろう?

     はじめの疑問に対しては、遺伝学の研究が説得力のある答えを見出している。現生人類の祖先はアフリカで進化したというものだ。

     人類はその後、6~5万年前に一気にユーラシア大陸に広がった。そしてこのたび米国の2人の考古学者が、初期人類がアフリカを出てから広く拡散するまでの道のりを明らかにしたと発表した。パンくずのように残された石器の跡をたどると、私たちの祖先はいったんアフリカから緑のオアシスだったアラビア半島へと遠回りし、5万年間ほど定住。続いて中東に移動して、そこではじめてネアンデルタール人と遭遇したという。

     石器のスタイルや作り方の類似点からすれば、エジプトのナイル川流域で最初に作られたものが、次にアラビア半島、最終的にはイスラエルの石器に繋がっていると研究者らは説明する。携帯電話の進化同様、石器は時代を経るごとに着実に小型化、複雑化していた。

    初期の現生人類の化石は、エチオピアのオモ川流域とアワッシュ川中流域のヘルト・ボウリから出土した。そして15万年前に、エジプトのナイル川流域で人類は石器を作り始める。以前の研究では、人類がアフリカを出てシナイ半島を経由し、レバント地方に至る拡散ルートを追いかけていた(時計回りの矢印)。一方、最新の研究で、アラビア半島に渡った人類は5万年ほど半島に定住し、その後レバント地方に北上するルートが明らかになった(反時計回りの矢印)。そのレバントで人類がネアンデルタール人から道具作りの技術を拝借した可能性がある。
    no title


     「考古学者たちは、“アフリカから中東”のルートばかりに焦点を合わせていたので、アラビア半島における1章をまるごと見過ごしてきたのです」と述べるのは、「Quartar」誌2月号に掲載された論文の共著者で、ロニン・インスティテュート(Ronin Institute)の人類学者であるジェフリー・ローズ氏だ。

     エチオピアのオモ川流域やヘルト・ボウリなどから出土した化石によると、人類誕生の地はおよそ20万年前のアフリカである。

     道具作りの観点では、古代から現代へ人類の行動が移り変わる過程は、約5万年前の「エミラン」と呼ばれる石器の様式にはっきりと現われている。だが、1951年にイスラエルのガリラヤ湖付近の洞窟で、尖頭器や石刃、削器をはじめとするエミランが初めて発見されて以来、高度な道具作りがどこで始まったのか、考古学者らはずっと頭を悩ませてきた。

     「エミランは橋渡し的な技術です。一体どこからやって来たのでしょうか」と、ナショナル ジオグラフィック協会のエマージング・エクスプローラー(新進支援研究者)でもあるローズ氏は疑問を投げかける。

    【【古人類】ネアンデルタール人と人類の出会いに新説 高度な石器文化をネアンデルタール人から受け継いだ可能性も】の続きを読む

    1: もろ禿HINE! ★@\(^o^)/ 2015/03/02(月) 12:31:29.08 ID:???.net
    邪馬台国論争に新材料 卑弥呼の鏡?「中国で発見」論文 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150302-00000010-asahi-soci


    no title

    中国で見つかった三角縁神獣鏡=王趁意さん提供


     邪馬台国の女王・卑弥呼がもらったとも言われ、製作地を巡り論争が続く謎の鏡・三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)。これと同じ型式の鏡が中国河南省の洛陽市で見つかったとする論文が、地元の研究誌に掲載された。

    【写真】中国で見つかった三角縁神獣鏡の二重笠松文様=王趁意さん提供

     論文を書いたのは河南省在住のコレクターで研究者でもある王趁意さん。王さんは鏡について「2009年ごろ、当時、洛陽最大の骨董(こっとう)市で、市郊外の白馬寺付近の農民から譲り受けた」と説明する。正確な出土地点はわからないという。

     鏡は直径18・3センチ。厚さ0・5センチ。三角縁神獣鏡としてはやや小ぶりで、内側に西王母(せいおうぼ)と東王父(とうおうふ)という神仙や霊獣、外側にノコギリの刃のような鋸歯文(きょしもん)と二重の波状の模様を巡らせる。

     鏡が見つかった洛陽市は中国の三国時代に魏の都があった場所。歴史書「魏志倭人伝」は、239年に魏の皇帝が倭(日本)を治める邪馬台国の女王・卑弥呼に「銅鏡百枚」を与えたと記している。日本では、100枚の鏡は三角縁神獣鏡とみる意見が多かったが、肝心の中国から1枚も出土していないため、疑問が呈されてきた。今回の発見はこの論争だけでなく、邪馬台国の所在地論争にも影響を与える可能性が大きい。

     明治大の大塚初重名誉教授は「写真を見ただけだが、三角縁神獣鏡に間違いない。まだ1面だけなので、同種の鏡がさらに見つかるかどうか注意深く見守っていく必要がある」と話している。(塚本和人)


    ■製作地巡り2説が対立

     今回発見された「三角縁神獣鏡」の最大の特徴は、今まで中国の鏡では確認されていなかった、松の枝を重ねたような「笠松文様」がある点だ。三角縁神獣鏡独特のもので、王さんは「外側の鋸歯文も日本の三角縁神獣鏡の典型的な特徴の一つで、中国の鏡にはほとんど見られない文様」と主張する。実物を見た河南省博物院の張●(●は金へんに皆)生さんも「複数の研究者が実物を見たが、贋作(がんさく)などではない」と話す。

    【【考古学】邪馬台国論争に新材料 卑弥呼の鏡?「中国で発見」論文】の続きを読む

    このページのトップヘ